SOCIO参画紹介-vol5-株式会社菊地 専務取締役 菊地 大輝

能力や技術だけではない、プロ選手としての魅力を磨く

美容業界をあらゆる形でサポートする株式会社菊地。 この会社だからできる北海道イエロースターズへの支援とは?


菊地 大輝 (きくち だいき)

株式会社菊地 専務取締役

1988年札幌生まれ。札幌市内の大学を卒業後、美容メーカーへ入社。機器・化粧品営業などの経験を積み、2014年株式会社菊地へ入社。2020年から取締役に就任。「サロンの成長に貢献する」をミッションとし、理美容サロンが必要とする採用から店舗マネジメントまで幅広いサポートコンテンツを提供。サロンと共に地域の美容文化の向上を目指す。

 

事業について教えてください

株式会社菊地は、美容室やエステ、 ネイルサロンなどに商材をおろしている事業です。美容用品や、美容室で使うシャンプー台、化粧品、ハサミなど すべて取り扱っています。 会社としてのミッションは、「サロンの成長に貢献する」こと。サロンから商品を買ってもらうだけで、事業を続けるのは難しい話です。私たちも店のミーティングに入って、オーナーさ んと実際の数字の話をしたり、使う商品はもちろん、メニューだったり、単価だったり、スタッフ教育だったり、 集客だったり、そんなトータルでお手伝いさせてもらっていて、現在、北海道内外で約 5000社と取引しています。 取引先のサロンにお客様がたくさん来て、売り上げが上がって、初めてうちの業績が上がる仕事です。業態として、自社だけが伸びる事はありえない。 商品を売り切りすればできないわけではないですが、それでは会社が持続しないと思っています。

 

北海道イエロースターズとどんな出逢いが?

昨年、北海道イエロースターズの試合で始球式にも登場させていただいた弊社の社長ですが、昔バレーボールをやっていまして。私はずっと野球をやっていて、 スポーツが大好きです。 それで、当社も 56 期を迎えて、長いこと事業もやらせてもらえたこともあり、地域貢献活動をやってみたいと思った時に、「地域のスポーツチームのスポンサーができたらいいね」と社内でも言っていたんです。 そんな時に北海道イエロースターズから提案があって、試合ごとの冠スポンサーになったほか、小泉響輝、佐藤陸善の選手2名を社員として雇わせてもらいました。

スポーツ選手の社員がいることで、当社の社員もモチベーションが上がりますし、試合の時は「みんなで応援に行くぞ」と盛り上がっています。もちろん選手2人とも、仕事はしっかり頑張っています。 こうした中で、三木代表からストックホルダーの話をいただきました。当社1社ではできないことがたくさんあります。うちは美容業界ですが、スポーツ業界やいろんな企業やジャンルの方々と一緒に北海道イエロースターズを通じて何かできたら、と思いました。 それに美容室に行くと、仕上がった時に気分が上がって、ワクワクしますよね。気持ちを前向きにしてくれるところは、スポーツと共通要素があるような気がしています。

 

今後やっていきたい事は?

イエロースターズと一緒に取り組んだことでいうと、今年の春、選手12人に当社取引先のサロンに行ってもらい、 ヘアスタイルのビフォーアフター企画をやりました。 楽しかったですよ。監督や選手も文句を言わず、「自由にしていいです」って(笑)。美容院でカットをしたことがないという選手が、カラーやパーマをやってみて、自信につながるというか。うちの選手もそれ以来パーマをかけていますし、郡選手は、もはや金髪がトレードマークになっています。またお店の側もプロ選手のスタイルを手がけるのを楽しんでいましたし、SNSなどでも発信してお店の宣伝にもなりました。 当社が関わることで、イエロースターズの選手がおしゃれになっていく。今のプロスポーツ選手は、旧来のファン層である男性だけでなく、女性にも好感を持ってもらえることでファン獲得につながっていきます。

 

次は地元のアパレルも巻き込んで、一般の方に人気投票してもらうなど、そんな面白い企画をやれたらいいですね。 そういう意味で、美容師はとても素敵な仕事だな、と僕は思います。コロナ禍の影響があった中でも、美容室に来てくれるお客様はいます。身だしなみを整えたり、人と話したり、つながりを感じたり。美容室は、生活インフラの一部なのだと感じます。 こうした美容業界が、みんなで北海道の産業に貢献できるように取り組んでいる。そういうことを人々に発信していきたい。業界が良くなってこそ、なり手も増えるわけですし、そうしたときにイエロースターズとコラボすることでいろんなことを発信する場を得られると思います。例えばアスリート用の爪のケア用品もあるので、ゆくゆくはコラボ商品など、美容でサポートできる領域を広げたいと考えています。

 


株式会社 菊地

1967年に札幌で有限会社キクチ商店を設立し、理容・美容器具卸売をスタート。1988年、株式会社菊地に社名変更して以降、本社の新築落成や、帯広・釧路・旭川・釧路の営業所開設など事業規模を拡大。事業領域も、エステ・ネイル関連商品のほか店舗設計、経営サポート、求人・人材教育サポート、店舗販売サポートなど大きく広がっている。取引先サロンには、貸会議室、貸スタジオを提供し、ヘアサロンのイメージや美容師個人の世界観を発信しやすくする環境を整備したり、2010年開業したネイルサロンのプロショップ『hair & nail shop TAT 札幌』ではセミナーやコンテストも開催する。「サロンの成長に貢献」をモットーにあらゆる側面からサポートを行う、まさに北海道の美容業界に関わる総合プロデュース業である。

 

SOCIOについて

優良企業が地域のクラブチーム経営に参画することにより、地域活性化、企業成長を促進する会員制の組織。TOP SOCIOはスポーツチームの取締役会に準ずる団体である。SOCIOはチームと企業、地域をつなぎ活性化する全く新しい仕組み。参画にご興味がある法人様はお気軽にお問い合わせください!詳しくは、https://socio.town/